美濃焼の産地として知られている多治見市はインバウンド誘致を強化するため、多治見市、多治見市観光協会、ローカル事業者が提携して「多治見市インバウンド推進プロジェクトチーム」略して「TIP」を結成しました。TIPは楽しく魅力ある旅行体験を開発し、旅行者の皆さんとそのワクワク感をシェアすることを目指しています。飲食店、美術館、窯元、ショップなど、世界中からのツーリスト歓迎の施設がたくさんありますので、ぜひ探してみて下さい!多治見散策に役立つようにカスタマイズしたGoogleマップを用意しましたよ。
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幸兵衛窯
1804年(文化元年)創業の幸兵衛窯は、伝統工芸を受け継ぎ、陶磁器製品を生産してきました。六代目の加藤卓男は、国から人間国宝に指定されています。さかづき美術館を含む一帯は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星に指定されています。
多治見市美濃焼ミュージアム
多治見市美濃焼美術館では、志野、織部、瀬戸黒、黄瀬戸などの美濃焼をはじめ、現代作家の作品や多治見の人間国宝の作品などが展示されています。 また伝統的な作風と現代的な作風を併せ持つ茶碗も展示されており、ゆったりとお茶を楽しむこともできます。 年に4、5回、常設展と特別展が開催されます。
多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市モザイクタイルミュージアムでは、ワークショップや特別展が開催されるほか、地元のボランティアによって保管されている1万点ものタイルが展示されています。建築家・ 藤森照信氏によるユニークな建物と、息をのむような最上階の展示スペースがこの美術館の見どころです。 ぜひ訪れてみてください!休刊日は月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館となります。12月29日から翌年1月3日まで休館です。
とうしん美濃陶芸美術館
とうしん美濃陶芸美術館は、東濃信用金庫が地域の人材育成と美濃陶芸文化の発信を目的に建設した「とうしん学びの丘 エール」の一施設として、2015年5月に開館しました。
自生の大王松を囲むように建設された円形の建物が特徴です。ぜひゆっくりと美濃陶芸の素晴らしい作品の数々を鑑賞してください!入館料は無料ですよ。
IRISE antique アンティークショップ
フランスをはじめとするヨーロッパのアンティークや、日本の古道具を中心に様々な国を旅して買い付けた品々を販売しています。 2階のギャラリースペース「roots」では、様々なジャンルのアーティストの作品展を定期的に開催しています。 月に数回、1階のキッチンを利用して様々なレストランが美味しい食事やケーキを提供する限定カフェも開催されています。
営業時間は変更されることがあります。具体的な営業日については、インスタグラムのプロフィールをご確認ください。
THE GROUND MINO ギャラリー等複合施設
THE GROUND MINOは、土の表現にフォーカスし、ショップ、レストラン、ギャラリー、ラボなど様々なエリアで構成されたスタジオビレッジです。 陶芸スタジオ、シェアキッチン、フォトスタジオなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。 ショップでは、美濃焼作家の作品や季節のテーマを販売。蔵( KURAアートスペース)では土を使った作品を展示し、セラミックスタジオではオリジナルの器を制作できます。 イベントテラスでは「土と自然とくらしのマルシェ」などのイベントが毎月開催され、「MA-RUドロップピット」では不要になった陶器や磁器を回収し、新たな利用者へバトンタッチする取り組みを行っています。
VOICE工房(安土桃山陶磁の里)
VOICE工房(安土桃山陶磁の里)では、公園内の四季折々の風景に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で陶芸体験ができます。 ろくろ、手びねり、型おこしの体験コースがあり、約20種類の釉薬が用意されています。 削り作業や釉薬掛けはスタッフが行いますので、陶芸初心者でも気軽に体験できます。 また本格的に陶芸を学ぶ人のための入門コースもあり、さまざまな形や技法を試しながら自分の作りたい作品に仕上げることができます。 その他にチケット制のコースもあり、季節ごとのイベント講座や薪窯での薪窯焼成イベントも開催しています。
うつわの店たかぎ(丸モ高木陶器)
「温度で変化する器」冷感・温感シリーズで一躍有名になった丸モ高木陶器の直営店です。
美濃焼の里、多治見市から世界に食器の魅力を発信しています。
美濃焼に限らず、日本全国の焼き物を扱っており、普段使いの食器から、人間国宝や活躍中の若手作家の作品まで揃えています。
かまや 多治見
"美しき暮らし"
明治から昭和初期にかけて美濃焼の商家が軒を連ねた本町オリベストリートで明治10年(1877年)から時代の移り変わりを見守ってきた三軒長屋が、「かまや多治見」として生まれ変わりました。 「かまや多治見」には、日々の暮らしの中で人々の心を豊かにする品々を扱う店主たちが集まっています。 商品と店主とのふれあいを通して、日々の暮らしの中にある丁寧な時間の営みを感じていただくことのできる施設を目指しています。
七窯社 鈴木タイル店
七窯社(やきものアクセサリー)の直営店です。
アクセサリー作り体験や 工場見学もできます。 工場見学では、タイルの製造現場やドライプレス成型の製造工程を見ることができますよ。 (要予約)
三千盛
戦後の甘口の酒が流行る中、「からくち三千盛」は苦労の連続だったそうです。「もっと甘くしなくては売れない」という声が社の内外から聞こえてくる中でも「味を変えるな」という声もありました。そこで「辛口でありながらやわらかく飲みやすい日本酒を造ろう」と考え、そのような吞み口の日本酒を造るために努力してきたそうです。 水のように飲みやすく、それでいて日本酒独特の旨さがあり、酔い覚めのいい酒。 これは最高の日本酒だと思います!
多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
多治見市文化工房ギャラリーヴォイスは、展覧会を中心に「今を生きる自分を焼き物で表現する」という部分にこだわりを持ち、制作を続ける作家を紹介しています。
また、シンポジウムや講座などを通して、工芸やアートの質の高い情報を広く発言し、作家や様々な人たちが出会う場所となることを目指しています。
多治見駅観光案内所
多治見のまち歩きイベントはここから始まります。 観光案内所では、総合的な観光案内を提供しています。 観光パンフレットや地図の配布、多治見のお土産やマスコットキャラクター「うながっぱ」のグッズ販売など行っています。
ヒラクビル
多治見観光協会のベースである ヒラクビルは、JR多治見駅から徒歩5分のながせ商店街にある施設です。 元々は宝飾品や眼鏡、時計などを扱う店舗だったビルをリノベーションし、本屋、喫茶店、シェアオフィス、レンタルルームを備えた新しいビルに生まれ変わりました。 この場所から、街の未来や訪れる人々の可能性が "ひらいて "いくことを願い、「ひらくビル」と名付けられました。
山の花
山の花は、東濃地方の作家物を中心に地元メーカーの工業製品やオブジェまで幅広く取り扱っている器のセレクトショップです。多治見から発信されるやきもののクオリティの高さと多様性を楽しんでいただけます。やきものを介して、人と物、器と暮らし、作家と使い手などが有機的につながり展開されていくような店づくりをしています。
市之倉さかづき美術館
江戸時代後期から昭和にかけての繊細な盃約1500点のほか、地元ゆかりの陶芸家、荒川豊蔵、加藤唐九郎、加藤卓男の作品が展示されています。
広いミュージアムショップでは、陶器、木工、金工など100人の作家作品を展示・販売しています。ショップ内にある「 ギャラリー空」では随時企画展も開催されています。
幸兵衛窯作陶館では、陶芸体験、絵付け体験、モザイクタイルアートなどが体験ができます。 敷地内の石窯ピザのレストランも要チェックです!
本町オリベストリート
本町は明治から昭和初期にかけて、美濃焼の問屋が軒を連ね、多治見の商業の中心として栄えた通りでした。 全国へ美濃焼を運ぶ人力車や馬車が盛んに行き交ったそうです。 明治33年(1900年)に多治見~名古屋間に鉄道が開通すると、陶磁器商人たちは大きな見本かばんに美濃焼の見本を詰めこんで全国を駆けまわりました。それは現在の美濃焼のシェアの拡大に繋がっています。 今でも当時の面影を残す蔵や商家を見ることができます。
水月窯
水月窯は日本でも特に名の通った陶芸家である荒川豊蔵(1894-1985)によって、心なごむ意匠をほどこした和食器を製造するため1948年に築窯されました。美濃は多治見を含むエリアの古くからの地名であり、豊蔵は桃山時代から江戸初期にかけての志野や織部がこの地で作られていたことを証明し、人間国宝として国に認定されました。
水月窯では現在も1946年から続く製法で陶器を製造しており、多治見市の貴重な文化財となっています。
滞在型作陶施設 HO-CA
滞在型作陶施設 HO-CA(Home of Clay Arts)は滞在しながら作陶を楽しめる施設です。国内外のゲストが作陶に励み、工房はいつもインターナショナルな雰囲気に包まれています。
老鰻亭 魚関
焼き物のまち、多治見で100年以上にわたり鰻を焼き続けているうなぎ料亭です。蒸さずに地焼きするここの鰻は言葉では言い表せないほどの香りと食感を楽しむことができます。香ばしくカリッと仕上げた鰻はこれが鰻本来の味だと言われる方もいるほどで、皇室の方々のご来店もあるそうです。100年来の自慢のたれで焼く蒲焼はもとより、ポン酢で食す白焼きは鰻本来の風味を際立たせ、お客様に喜ばれてきました。
虎渓山 永保寺
永保寺は1313年に創建された、臨済宗南禅寺派の寺院です。 観音堂と開山堂は国宝建造物に指定されています。 見事な紅葉で彩られる庭園は、開創・夢窓疎石が作庭したもので、この地域の隠れた名所であり、国の名勝に指定されています。 夢窓疎石は臨済宗の僧侶であり、教師であり、書家であり、詩人であり、庭園設計家でありました。 後醍醐天皇より「夢窓国師」の尊称を賜っています。